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ツイッターのツイート数が非表示になったことで、ニセ「行列のできるブログ」は排除される

杉浦健二 杉浦健二

先週あたりにツイッターの仕様が変更されまして、ブログに設置されてるソーシャルボタンでツイート数が表示されなくなりました。

たとえば当事務所ブログの下部にもこのようなソーシャルボタンを設置しているのですが、2015y11m23d_172351126のように、Tweetしてくれた数が先週あたりから見えなくなりました(この記事著作権フリーの写真だと思って使用したら20万円の損害賠償になった実例は2500ツイートぐらいされてたのでちょっと悲しい)。

ツイート数が表示されなくなったのは、ブロガー各位には結構大きなニュース。これまでは
ツイート数が多い記事
→見た人は人気記事なのだと思う
→さらにツイートする
→さらに拡散して人気記事になる
といういわば拡散スパイラル
が存在したのですが、今後はこの流れは望めないことになります(この拡散スパイラルこそツイッターの面白さであり、ブロガーにとってはツイッターを活用する意義とも言えるものでした)。

■ツイート数が非表示に変更された理由

それではなぜツイッター社がツイート数の非表示に踏み切ったのかといいますと、水増しアカウントの排除が理由のひとつではないかと推測されます。

ツイッターは複数アカウントの作成が認められてますので、個人でも、例えばビジネス用の実名アカウントとプライベート用の匿名アカウントと複数持っている方も多いわけです(アカウントの大量作成はツイッタールールで禁止されてますが蔓延しているのが現状。ちなみにFacebookでは個人用アカウントの複数作成は利用規約4-2で禁止されています)。このツイッターの特性を悪用?して、アカウントを大量に作成し自分のブログを大量にツイートさせることにより、あたかも人気ブログであるといういわば「行列の偽装」が容易に行えたのがこれまでの状況でした。
ここらへんは下記の著名ブログにも詳しいです。

なおツイート数非表示移行に伴う、ツイッター社の公式コメントはこちら。

ツイートボタンのカウントはある特定のURLを含んだツイートの数を表示しますが、この数字は皆様のコンテンツに対するTwitterのインパクトを反映していません。この数字は、リプライ、引用リツイート、同じコンテンツを表すが異なるURLを含むツイートといったものを含まないだけではなく、このURLをツイートしたユーザーにどれだけ多くのフォロワーがいるかといった情報を含まないからです。
-持続的なプラットフォームのための難しい決断- https://blog.twitter.com/ja/2015/buttons

    ツイート数はコンテンツ(記事)に対するツイッターのインパクトを反映していないと自ら断言しております。
    ちなみにツイッターのフォロワーが安価に大量に買える話は以下の本にも詳しいです。そしてこの業者様なら「業界最低価格で最高品質のフォロワーを最短納期で」ご提供いただけるとのこと。

    なにが言いたいのかというと、ツイッター界では、ツイートの数やフォロワーの数なんていくらでも水増しできるということです。

    ■ツイート数の非表示により、ニセ「行列のできるブログ」は排除される

    人は行列のできている店に並ぶ傾向にあります。その店が美味いかどうかではなくて、行列ができているから人気なんだと。こういうのをバンドワゴン効果といいます。
    バンドワゴン効果(wiki)
    新商品発売の際に大人数のサクラに依頼して行列を作らせるなんてのは、この効果を見越したものなのですね。
    これまでは大量アカウント作成によるツイート数の水増し偽装によって、ブログに搭載されたツイート数を稼ぎ、あたかも人気ブログ、人気サイトであるかのように見せかけることができたわけです。偽装アカウントによる大量ツイートによって、ツイッター界はツイートに溢れ、ある意味賑わい感に満たされていました。しかしその賑わい感を形成する行列(ツイート数)には偽装されたニセ行列も多く含まれていた以上、われわれ大衆は、ツイート数が多いブログ=良いブログ、と錯覚させられていた可能性もあるのです。
    今回の変更によってブログ記事からはツイッター数が見えなくなり、ツイッターからは賑わい感がやや失われるのかもしれません。でもそれは偽装されたニセ行列がなくなり、本当に美味い店(良いブログ)だけに行列ができる可能性が増えたものとも評価できるわけです。

    ■そもそもツイート数を集客に利用するのはCOOLなのか?

    反面、これまでツイッターを重視していたブロガー側にとってはツイッター以外のSNS、例えばFacebookに本格的にシフトするきっかけともなる事件です。ブログ拡散効果という、存在価値のコアともいえる部分を一部手放したツイッターが今後どのようにして他のSNSとの差別化を図るのか、ツイッターは真価が問われることになりそうです。
    ちなみに米国のサイトなどでは、ツイート数やいいね数を表示しているサイト自体、日本より少ない印象があります。
    たくさんツイートされてるブログだから良いブログ、行列のできてる店だから美味い店、と安直に捉えない米国の国民性もあるのかもしれません。というか、他人が良いと言ってるから自分も良いと考えるのはCOOLではないと考えているのかもしれませんね。
    ツイート数が非表示になったニュースがここまで注目されるのは、行列が好きな日本人の国民性もあるのかもしれないと感じる次第でありました。
    弁護士杉浦健二

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