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【ダウンロード歓迎】ネット炎上投稿を防ぐための10か条シート

杉浦健二 杉浦健二

「ネット炎上投稿による企業不祥事をどう防ぐか」セミナー資料より

・バイト先で見かけた有名人の個人情報をつぶやく

・コンビニでアイス売場のケースに入って撮影した写真を投稿する

・会社の公式アカウントで、会社と無関係な担当者の個人的な主義思想をつぶやく

ネット上で不適切な投稿をした結果、投稿者自身の個人情報が晒され拡散し(炎上)、その後の人生が台無しになる悲惨な事例が後を絶ちません。

不適切な投稿をすること自体は良くないと思いますが、それが人ひとりの未来を奪うほどの罰を与えるべきものとはどうしても思えないのです。

そこでこのような炎上による被害を防ぐために、ネット炎上投稿を防ぐための10か条シートを作りました。著作権フリー、ダウンロード歓迎です。

⇒【PDFダウンロード】炎上投稿を防ぐための10カ条シート

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■ネット炎上で生じる取り返しのつかない被害

1) プライバシーが半永久的に晒される
ひとたび炎上すれば、本名や勤務先・学校、ひどいときには住所や電話番号まで投稿者の個人情報は暴かれネット上で晒され続けます。

ネットが怖いのは、いったん晒されると消去が極めて困難なところ。ネット上から自分の個人情報の削除を求める権利は「忘れられる権利」と呼ばれていますが、2015年12月22日には、過去の逮捕歴についてはGoogleの検索結果から削除を認めるべきという東京地裁の仮処分決定が出ていることには注目です。

2) 多額の損害賠償、解雇
従業員の不適切な投稿により、会社は多大なダメージを被り、飲食店やコンビニは閉鎖に追い込まれます。
被害を受けるのは会社のみではなく、従業員個人は勤務先からの損害賠償請求(会社に生じた損害を請求される)をされたり、解雇されたりする可能性があることを十分に理解しておくべき。従業員によるネット炎上で最も被害を被るのは、投稿した従業員自身なのです。

■ネット炎上投稿を防ぐ10か条■

それではネット炎上投稿を防ぐための10か条について説明します。

■1 投稿する前に「公開」か「非公開」かチェックする

ツイッターやフェイスブックでは、投稿する場合、原則「公開」に設定されています。公開で投稿するのは、全世界中の人があなたの投稿を見ることができるという意味。「自分は友達もフォロワーも少ないし誰も見てないから大丈夫」というのは大間違いです。

■2 公開の投稿は1000人の前で話しているのと同じ

目の前に1000人の人がいるとして、そこで大声で話すことができる内容ならば、公開で投稿しましょう。最近話題になった記事(ネット炎上、1枚の写真で伝える防止法 年300回講演、プロの教え)では、公開投稿は渋谷の交差点で学校名と携帯番号を書いたボードを持って立っているのと同じと表現されており、大変に素晴らしい例だと思います。

■3 他人のプライバシーを投稿しない

有名人でも一般人でも、「その時間にその場所に誰々といるのを見た」という情報を、他人に投稿されて良い気がするでしょうか。その時間その場所にいた事実は立派な個人情報です。自分が投稿されたら困る内容は、投稿しないのが鉄則。

■4 自分の個人情報を投稿しない

フェイスブックやツイッターでは、ご丁寧にも自分が今いる位置情報も含めて投稿してくれたりします。「家族旅行にきてます!」と遠方の位置情報を含めて公開で投稿することは、家族全員が家を空けている=自宅に誰もいないという事実を全世界に発信しているのと同じ、と考えて下さい。

■5 常識に反した特殊な意見を投稿しない

どのように常識に反した意見であっても、それが頭の中でとどまっている限りは全くの自由です。たとえヘイトスピーチのような内容であっても、脳内で考えてる限りはこれを罰することはできません(憲法第19条思想・良心の自由)。
ただそのような特殊な意見(違法な内容は無論、現在の社会常識の枠を大きく逸脱するような思想)を、全世界に向けてわざわざ発信する必要はないと考えます(平穏な生活を望む一般人である限りは)。

■6 違法行為を投稿しない

とりわけ若いときは、身内のウケ狙い目的で、乱痴気騒ぎや交通違反行為などを起こしてしまうかもしれません。でも身内だけに共有するならまだしも、わざわざ全世界に公開する必要は全くないわけです。

ネット社会は他人のミスに極めて不寛容であることを理解するべき。ネット上で違法行為は徹底的に叩かれます。自分や友人の将来を守るために、そもそも違法行為はしない。万が一自分や友人が違法行為に及んでも、絶対にネットに載せてはいけません。

■7 他人の著作物を無断で使用しない

他人が書いたイラストや写真を使用するには、原則作者の許可が必要。ネットで拾った画像を勝手に使うと、後で損害賠償請求や使用差止請求が来ます。ましてや自社サイトで他人の画像を無断使用なんてすると、炎上騒ぎになります。

(関連)著作権フリーの写真だと思って使用したら20万円の損害賠償になった実例

■8 飲酒時や深夜の投稿はできるだけ避ける

酔った勢い、深夜の勢いに任せて投稿すると、時々とんでもない内容をアップしていることがあります(ときに投稿したことすら覚えていない場合も・・)
朝に読み返してみて、慎重に判断したうえで投稿するのが吉。深夜に書くラブレターと同じですね。

■9 ネット上で匿名はもはやあり得ない

匿名で投稿しても、過去の投稿内容などから容易に特定されます。もはやネット上では匿名などないと考えておくべき。ちなみに何らかの権利侵害(プライバシー権、名誉棄損等)があった場合は、発信者情報開示請求という手段でも投稿者が特定され得ます。
投稿者が自分と特定されたら困るような書き込みならば、そもそも書き込むべきではないのです。

■10 世界はたった6人でつながる(六次の隔たり)

知り合いの知り合いの知り合い・・と、知り合いを6人つなげていけば世界中の人とつながるという考え方を六次の隔たりといいます(wiki)。フェイスブック上ではこの隔たりはさらに少ない人数でつながるとの調査結果も出ています(「6次の隔たり」はFacebookでは3.5人)。
インターネットの投稿では、その投稿を見せたい人の、更に先にも人がいることを意識しましょう。想像するよりも世界はずっと狭いのです。

■10カ条シートをご活用下さい

私は弁護士としてネット炎上を防止するための研修やセミナーをやっているのですが、不用意な炎上投稿を防ぐためには、炎上した結果、投稿者の個人情報が晒され続けている悲惨な事例を共有するとともに、何より炎上の恐ろしさを事前に知っておくということが最重要だと思っています。

皆さん自身、そして皆さんの大切な家族や友人を守るために、ネット炎上投稿を防ぐための10カ条を職場や家族で共有してくれたら嬉しく思います。(弁護士杉浦健二

>⇒【PDFダウンロード】炎上投稿を防ぐための10カ条シート

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