【株式会社オブザアイ】話をしているだけで頭が整理されてきます。
株式会社オブザアイ様(映像の企画制作)
TBS『世界遺産』『日本遺産』、読売テレビ『BEAT 時代の鼓動』等のドキュメンタリー番組の企画制作のほか、CMやプロモーション映像も手がける株式会社オブザアイ様の柏原聡会長と風間純子代表取締役に話を聞いた。
名称: 株式会社オブザアイ
代表取締役: 風間純子
設立: 1988.7.16
資本金: 1000万円
事業内容: 番組・CM・プロモーション映像・Web映像の企画制作
http://obserai.co.jp/
弁護士のイメージは「話が通じないまじめな人」だった
柿沼先生に初めてお会いしたのは、2005年9月ごろです。
そのころ、そろそろ業界的にも契約書を作成した方が良いのではないかと思い、知り合いに弁護士さんの紹介をお願いしました。
私どもが撮影した作品をある団体のWEBサイトに掲載するための契約書作成をお願いしたのですが、
柿沼先生にお会いするまでは、弁護士に対するイメージとしては「映画やテレビのシリアスな場面に登場する人」とか「堅い話しか通じないまじめな人」というイメージでしかなく、自分の生活や仕事に関係する存在としては考えたことがありませんでした。今は、弁護士といってもいろいろな人がいることは知っていますが、当時のイメージはそれしかなかったのです。
初めて柿沼先生にお会いした際の第一印象は「さわやか」で「話は通じそうな」人というものでした。お願いした仕事は、権利者とかなりハードな交渉を要する事件でした。こちらの完全満足とはいかなかったものの、なんとか話をまとめていただき、弁護士さんにお願いして良かったな、と思いました。
その後も、撮影上のトラブルに巻き込まれたときに交渉に同行していただいたりして、頼りになる弁護士さんであるという思いが強くなってきました。ちょうど会社の規模的にも、安心して仕事をするために弁護士さんに気軽に相談できる体制を整えなければと思っていた頃でしたので、柿沼先生に顧問弁護士をお願いすることにしました。
悩みがあったときに解決の糸口を掴むための存在
その後、もう10年以上も顧問弁護士をお願いしています。
この10年間で、映像業界的には、契約や権利関係についてどんどん敏感になっていきましたので、柿沼先生に顧問弁護士をお願いして頼りになると感じることが多かったです。著作権にも詳しい。
契約相手から契約書案が出てくればすぐにチェックをお願いすることも出来ますし、何か新しい仕事をする際には、気軽に契約書案の作成をお願いすることも出来ます。私たちの仕事はとにかくスピードが勝負ですので、レスポンスよく反応してくれる先生は本当にありがたいです。
また、万が一のトラブルがあったときにも心強い存在です。以前、私どもが制作した映像を無断で使われたというトラブルがあったのですが、その際にも、もちろん柿沼先生に相談をしました。柿沼先生を代理人として交渉をしていただきましたが、らちがあかず、結局裁判を起こさなければならなくなりました。私どもとしても、もちろん初めての裁判でしたが、柿沼先生にお任せすることで安心して進めることが出来ました。
「柿沼先生と話していると、もやもやしていた頭の中が整理できる」というのが一番嬉しいところです。何が問題なのか、どこをどう解きほぐせばその問題の解決の糸口が掴めるのか、というようなことが、話をすることにより、私の中ではっきりとしてくるのです。
その意味で単なる法律面の解決だけお願いする存在、というよりは「何だかよくわからないけど会社の仕事上の悩みがあったときに相談して解決の糸口を掴むための存在」というイメージです。
ボキャブラリーの引き出しがあまり違わない弁護士をお勧めします
顧問弁護士が必要かどうかですが、継続しておつきあいをすることでわかることもあります。たとえば、会社の歴史や沿革を十分に把握しておいてもらったほうが、適切なアドバイスを受けることができるので、スポットではなく顧問弁護士さんをおすすめできます。
顧問弁護士を探している人へのアドバイスですが、実際に会って、雑談でもいいから話をしてみて、ボキャブラリーの引き出しが、自分とあまり違わない人をお勧めします。ボキャブラリーというのは、その人のそれまでの人生や環境、性格を反映しているものですが、こちらの言っていることが通じないとか、その逆だと、話がしづらいし信頼関係も築けないためです。
自社がやっている分野について得意な人がよい。うちであれば著作権関係に詳しい弁護士さんだった、ということになります。今後は、かかりつけの主治医のような弁護士さんがどの会社にも必要になってくるのではないか、と思います。